私たちは、障害による不利益はその人の責任によるのではなく、必要な基盤整備を怠っている社会の側にあるという立場で障害に向き合います。私たちは、支援される側と支援する側という違いはあっても、人として対等・平等な関係であることを前提に、その人と家族の思いに寄り添い、その人にとって真に必要で適切な支援をめざします。
そして、すべての人が人としての尊厳が守られ、障害があっても自分の意思で、その人が望む暮らしを選ぶことができる社会の実現をめざして力をつくします。
- 私たちは、利用者みなさんの思いをしっかり受けとめ、つねに利用者みなさんにとっての最善の利益を考えた支援に努めます
- ・呼びかけや言葉かけを含めて、日常の生活支援すべての場面で、人権を守る、人としての尊厳を守ることを最優先に考えて支援します
- ・利用者みなさんの話しに耳を傾け、やさしく、ていねいに、ゆったりと支援します
- ・言葉にあらわれない訴えや願いをくみとった支援をします
- 私たちは支援者として、その人の個性を大切に、障害特性や年齢、そして心身の健康に配慮した支援に努めます
- ・一人ひとりはみんな違うことを理解し、かけがえのない存在として大切にします
- ・医師、看護師との連携を強化し、医療にも配慮した豊かな支援をめざします
- ・一人ひとりの健康を考えて、安全で美味しく偏りのない、楽しい食事を提供します
- 私たちは、どんな障害があっても、働く権利と社会参加の機会、休日を含めた豊かな日中活動を保障し、一人ひとりがその人らしい暮らしを築くための支援に努めます
- ・ともに働き、ともに楽しみ、喜びあい、生きる意欲につながる支援に努めます
- ・充実感や達成感、なかま同士の連帯感を実感できるとりくみを提供します
- ・グループホームの生活を通して、自分らしい暮らしを育む支援にとりくみます
- 私たちは、家族が担う負担の大きさを理解し、家族の思いや願いに寄り添った支援に努めます
- ・家族の支えとなり拠りどころとなって、ともに考え行動する作業所をめざします
- ・家族と関係者が将来への見通しと夢が持てる事業を提案し実現させていきます
- 私たちは、障害者支援の専門職として常に自覚を持って資質の向上に努めるとともに、福祉労働者として法人綱領にもとづいて行動します
- ・職員間のコミュニケーションを豊かにし、お互いが育ちあう職員集団をつくります
- ・責任ある支援のために、学習や健康維持など自己研鑽、自己管理に努めます
- 障害者支援に携わる者として、障害者が適切で必要な援助を受けながら障害を意識せずに人として当たり前に暮らせる社会の実現に向けて運動を広げます
- ・障害者を包みこむ人にやさしい社会の実現をめざして、きょうされんをはじめ関係団体と力をあわせ、社会進歩をめざす運動に積極的に参加します
- ・障害者権利条約や「障害者総合福祉法の骨格に関する総合福祉部会の提言(通称:骨格提言)」の内容を多くの人に広げる活動にとりくみます
- 1991年1月作成
- 2005年1月22日改定
- 2014年12月20日改定